( 関西NEWS WEBより転載)
動物虐待が増えていることを受けて、大阪府は2019年10月から、動物への虐待に関わる通報を受け付ける、共通ダイヤルの運用を始めることになりました。
大阪府によりますと、府内の動物虐待の件数は年々増加していて、昨年度は、政令指定都市と中核市を除く自治体であわせて275件と、前の年度より100件余り増えています。 こうした状況を受けて大阪府は、速やかに動物虐待を把握する体制を整える必要があるとして、これまで府と政令指定都市、中核市などで個別に設置していた通報窓口を一元化し、共通ダイヤルの運用をことし10月から始めることになりました。 番号は「#7122」、「悩んだら、わん、にゃん、にゃん」です。 共通ダイヤルに電話をかけると、虐待が起きている場所の自治体の窓口に転送されることになっていて、府は虐待の早期発見や防止につなげたい考えです。 大阪府の吉村知事は、「大阪府全体で、動物虐待はだめだという意識を高めていきたい。共生社会の実現を目指す」としています。
<参考条例>
動物の愛護及び管理に関する法律
第四十四条 愛護動物をみだりに殺し、又は傷つけた者は、二年以下の懲役又は二百万円以下の罰金に処する。
2 愛護動物に対し、みだりに、給餌若しくは給水をやめ、酷使し、又はその健康及び安全を保持することが困難な場所に拘束することにより衰弱させること、自己の飼養し、又は保管する愛護動物であつて疾病にかかり、又は負傷したものの適切な保護を行わないこと、排せつ物の堆積した施設又は他の愛護動物の死体が放置された施設であつて自己の管理するものにおいて飼養し、又は保管することその他の虐待を行つた者は、百万円以下の罰金に処する。
3 愛護動物を遺棄した者は、百万円以下の罰金に処する。
日本にもアニマルポリスができることを切に願います。
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